White Noiz

諸々。

近くて遠い場所

昨日の発熱と頭痛を、熱い風呂と頭痛薬と葛根湯で駆逐した。 午前中は大人しくしていたものの、午後に愛車のPCX125を洗車したらどこかに行きたくなった。アホみたいに天気もいいし。これはもうしょうがない。 いつものように四王寺を大城から太宰府へと抜け…

文化の違い

親父殿から急な呼び出し。 折り返し電話を掛けたら『飲みたくなった』とのこと。 急な呼び出しだったので慌てたが、とりあえずは夜の予定を空けて親父殿の呼び出しに応じる事に。 しかし、初っ端からスナックかいな。 場所は春日市の航空自衛隊の正門のとこ…

温泉に行ってきた

田主丸にあるみのう山荘に行ってきた。 田主丸は福岡県の南東部にあるフルーツとカッパが有名な土地。 あ、カッパ撮影し忘れてるやん。 耳納連山の麓にあるみのう山荘は、眺望の素晴らしい露天風呂がある温泉だ。 泉質は無臭透明の弱アルカリ性単純泉。 施設…

魚好亭 三度

関西より戦友来たる。 『何が食べたいっすか?』 『イカ!』 ってことでイカを食いに魚好亭に。 確かまだ三度くらいしか来てないはずなのに、何故かよく迎撃に利用してしまう店、魚好亭。 理由は簡単。ジールどんとシエスタさんとオレとヨダレ犬殿で会合を行…

月うさぎ

昨日の話。 糸島にあるお餅カフェ『月うさぎ』に行ってきた。 狙いは博多雑煮。 ここは古民家改造カフェで民家と変わらないためにちと分かりにくい。 営業はランチタイムのみ。夜はやってないそうな。1500円くらいの価格帯でお餅をメインとしたランチが食べ…

実写映画版 Ghoast in the shell

観てきました。 脚本 ★★ 演出 ★★★★★ キャスティング ★★★ 音楽 ★★★★ 視覚効果 ★★★★★ Ghoast in the shellの方ではなく、Stand alone complexの要素をシャッフルして上手くミキシングした感じ。 演出と視覚効果は文句無しに楽しめる。 残念なことに脚本が低評…

Comedy Of The 13 + α

Google+上のコレクションで「XMまたぁ?」として以前やっていたIngressのコント風なネタをリニューアルしてやっていく事に決めた。 以前は単なるネタモノとして笑いを取りに行っていたのだけども、今回はちょっと狙いは違ってて、笑いを取りに行くものもある…

Deardevil

Ingressの公式対抗戦であるグローバルシャード戦「Fate Of The 13」も、Mission Day福岡も、業務の方もいろいろありましたが、とりあえずは疲れたのでNetfilixをまったり見てたりします。 Deardevilの1st Seasonの途中で止まってたんだけど、見る暇なかった…

奈落の王

「あら、元カノの写真か何かですかぁ?」 コアスーツに袖を通しながらリリスが写真を覗き込んだ。 オレは軽くリリスを睨みつけ、個人用情報端末—ワイズド・ターミナル、通称Wizdom——のウィンドウを閉じた。 「人のプライバシーを覗き込むのはいい趣味とは言…

桜 ʻ15

vol.18で話していた、スマホで撮影した桜の写真。(計7枚)

龍の泉-7

祠に手を合わせて聞いてみたけれど、やっぱり答えはどこからも返ってはこなかった。 リカコは思う。やっぱりあのお爺さんの言う通りに龍之介にも聞かなきゃ。 リカコは龍之介が入った小さな水槽を手にして岩場の対岸へと向かった。泉の入り口側から回りこん…

龍の泉-6

見たこともない光景が目の前に広がっていた。 5月の強い陽射しは青々と茂った常葉樹にその殆どを遮られ、その間からこぼれ落ちた光は、フィルターを透過したかのように緑と青を強めている。彩られた光はこんこんと湧き上がる泉の水面に落ち、仄かに青いきら…

龍の泉-5

アキラが練った作戦はこういったものだった。 まず、イノシシが出た見晴らしのよい丘から、100メートルほど下った所にゴールネットで罠を作る。アキラは昨日下山する時にしっかり地形を確認していたようだ。 そこには竹林があり、吊り上げ式の罠を作るの…

龍の泉-4

「我々の名誉を挽回するには、リベンジしかないのであるっ!!」 月越山からボロボロになって帰って来た明くる朝、アキラはユウトの部屋で立ち上がってそう叫んだ。 龍ヶ渕を目指した月越山アタックに挫折した三人はイノシシの強襲に遭遇、撤退を余儀なくさ…

龍の泉-3

目の前に青空が広がっている。視線を下に移すと、そこにはいつもは自分たちが生活している街が見下ろせる。三人が住んでいる幟町(のぼりまち)だ。その幟町の真ん中を横切るようにして龍玉川が流れている。三人の足元、山の麓から緩やかなカーブを描いて龍…

龍の泉-2

きっかけは、リカコだった。 四月も半ばを過ぎて部活の勧誘活動もようやく一段落した頃に、アキラとリカコは共同で宿題をやっつけるためにユウトの家に遊びに行く習慣を復活させた。 小学校から続いていた習慣で、勉強が出来るユウトのノートを二人が自分達…

龍の泉-1

強い日差しが照りつけている。下生えの草花は青々として茂って、常葉樹から溢れ落ちた木漏れ日が斑に色を飛ばしている。 5月の連休明け。もう夏に入れてもいいのではないかと思えるほどの真っ青な空の下、月越山の遊歩道を三人が登っていく。 先頭を歩くの…

「龍の泉」について

本日より、短編小説「龍の泉」をリリースしていきます。 ジャンルはそうですね……青春モノ?w 話数は7話で、週に2回位のペースで日、水のリリースにしようかなと考えています。 前に載せていた「Deeper」もそうだったんですが、この「龍の泉」も同人誌に寄…

Deeper - 4

「お邪魔しまぁす」腕を鳴らしながら部屋の中に入るとゲジゲジの姿が見えない。どこいった?「このクソシロクマゴリラが……覚えていなさいよ」誰も入居していない部屋の片隅からゲジゲジの声が聞こえる。匂いもそこにいる。が、姿は見えない。なるほど。新型…

Deeper - 3

キリッー。窓の外から聞こえる微かな機械音。目の前の女もオレに銃口を向けたまま振り返る。迂闊にも程がある。が、動けない。何者かに見られている。いや、この視線はこの女のものだ。しかし女は窓の方を見ている。これは一体……。次の瞬間、窓ガラスが割れ…

Deeper - 2

参ったね。こりゃ。 オレは黙って両手を上げる。もちろん、無抵抗だから撃つなよという意思表示だ。 「身の回りのもの、使えるものは全部武器にしろ。でしたっけ?隊長?」 にっこり微笑んでいるものの、目は全く笑ってはいない。そしてオレの胸にポイントし…

Deeper - 1

その朝、オレはとてつもない二日酔いで眼を覚ました。 いつものオレの部屋。いつもの日差し。いつもの時間。だがオレの頭の中では巨大なドラが重々しく鳴り響いていた。 「ちくしょ……」 悪態をつきながらベッドから身を起こす。 「おはよう」 オレの隣でやけ…