実写映画版 Ghoast in the shell
観てきました。
脚本 ★★
演出 ★★★★★
キャスティング ★★★
音楽 ★★★★
視覚効果 ★★★★★
Ghoast in the shellの方ではなく、Stand alone complexの要素をシャッフルして上手くミキシングした感じ。
演出と視覚効果は文句無しに楽しめる。
残念なことに脚本が低評価になってしまったが、これは観れば分かると思う。
以下ネタバレ入るかも?
Stand alone complexの素子のセリフの中に『ゴーストは記憶に宿るのではない』とあるのだが、この脚本の中ではクライマックスまで記憶を追い続ける。
唯一クゼと一緒には行かないと断言するセリフにのみ攻殻機動隊の本質が垣間見えるだけだ。
しかも、そのセリフも割と唐突だったりする。
考え抜かれたであろうプロセスがすっぽり抜け落ちている。
本来の彼女の非人間的ですら思える程の超然とした姿勢は見る影もない。
そこにはただひたすら自身のアイデンティティを確認/奪回するために記憶を取り戻そうとする姿勢があるだけだ。
どこぞの90年代に流行ったアンドロイドのアイデンティティクライシスという使い古された物語があるだけだ。
よって、脚本は★2つ。
キャスティング。
スカーレット・ヨハンソンの演技は素晴らしいが、残念ながら面長のその顔はショートヘアににマッチせずミスキャストのように見える。
あと、トグサがタフガイになってる。
他は概ね良好。
バトーもサイトーも課長も悪くない。サイトー出番あんましなかったけど。
いじょーでーす。