九酔渓を目指して-Ⅰ
「なんで九酔渓なん?」と聞かれたらオレはきっとこう答えるだろう。「そこに青春があったからだ」と。
九酔渓「桂茶屋」の「天狗滝」
いきなりクサイセリフから入ってしまいました、かじぃです。
一ヶ月ぶりですね。忙しかったんですよ。本職とIngressの方で。いやほんとマジで。
本職の方はいきなり6月末締め切りの案件を追っかけなきゃいけない役割を振られたり。
Ingressの方は、博多のLAWSON重複ポータルXFノヴァの件から3縦くらいで諸々案件化したりで大変でした。
そうこうしてるうちにAgent Olympiadでしょう?で、夏コミの原稿でしょう?
結構バタバタしておりまして、1ヶ月くらい更新が滞っておりました。
で、夏コミの原稿も仕上げたし、ぽっかり空いた日曜日。
天気も良さそうだからどっか行くかーって。DUHANのメッシュライダーズジャケットも届いたし(コスパはピカイチだと思うw)、テストでコレ着てスクーターでツーリングでも行こうかなと。
大学生の頃、よく行っていたのは西と東。西は唐津、呼子、七つ釜、波戸岬。東は英彦山か九酔渓。ZZR400に乗ってよく行ってました。だからほんとに青春なんだってばw
九酔渓の何が気に入ってたかって言えば、やはりあの九十九折の迫ってくるかのような迫力のある峻厳な奇景と瀧だろう。
その証拠に、学生の頃にはツアラーにとってはたまらない景観が楽しめる山なみハイウェイには見向きもしなかったというw
その学生の頃のイメージはなかなかに鮮烈で、中年になってしまった今でもバイクに乗ってあの場所に行きたいという願望に作用しているように思える。
バイクでふらりと一人旅。これほど贅沢な時間の使い方はないと本気で思っている。
割と気ぃ使いしぃなオレは、どんなに親しい相手だろうとも気を使って旅行のスケジュールを立てるし、下調べに余念はない。
けれどもそれは単に「一緒に居る人に不愉快な思いをさせたくない」という考えから来てるのであって、決してオレが几帳面だからだというわけでもないのだ。
だからこそ、一人でふらーっと出かける旅というのは貴重なのだ。
ふらっと出かける。しかも決まってるのは「方角だけ」。そういうのが好きだ。
計画なんてない。時間が空いたから、あっちの方に行く。
飽きたり疲れたなと思ったら引き返してくる。そんな旅。
だから「九酔渓まで行こう」というのはあくまでも目標でしかなく、途中で飽きたり疲れたりしたらちゃっちゃと帰って来ようと思ってた。
そんなんだから、好きな場所なのに九酔渓に行くのは何年ぶりだろう?という話にもなってしまった。
まったく出不精にも程がある。
9時過ぎに整体に飛び込み、10時ちょい過ぎに出発。
この時点で既に気温が30度を超える。アホかwwwあつすぎるわwww
それでもメッシュのライダーズジャケットは「走って風を受けている限りは」涼しい。
渋滞で止まると地獄になるのは今も昔もそれほど変わらず。
けど、走り出すと途端に快適になるのは有り難い。
山の中に入るとその効力は明らかに「ひんやりする」感覚まで味わえる。
夏は雨に濡れるのも構わずにTシャツにこのメッシュジャケットだけでいいかもしれない。
ほっといても乾く。いっそのことTシャツもメッシュにしたいくらいだ。
ゆめタウン筑紫野店から国道386号線に乗り、ひたすら東進するだけのルート。
日田市街で12時になり、日田で飯を食うならってんで焼きそばを。
一番有名なみくま飯店へ行こうとしたら、商店街で渋滞。
なんぞ?と思ったら、あーね、祇園ねw
ここで15分ほど並んで、日田焼きそばを食う。
うまかったです。当たり前だけど。
なるほど想夫恋とは違うのだなと改めて実感。
飯を食い終わって、更に東進。
途中、386と210が合流し、210号線となる。
仮面ライダーが交通安全を呼びかける玖珠に入る。
巨人(鬼)伝説が残る地、玖珠。変な形の山がお出迎えしてくれます。
ここまで来れば、九酔渓はあと少し。
野上の交差点から南下して九酔渓へ。
途中から気温が明らかに変わってくる。
道は走りやすくなっていた。色々整備されてんだなって思ったらこういうことかよw
昔の道は、土砂崩れで完全に埋まっていた。
うーわーwwwとか思いながら、土砂崩れの現場をいくつか通り過ぎ、九酔渓をのぼって桂茶屋へ。
でけぇ下駄だなw
そして、目標であった天狗滝へとたどり着いたのでありました。
Ⅱに続く。