呉とびしま Mission Day - 前章 - ニッポンレンタカースペシャルカード
7/3(Mon)、突然Dragon JapanからHang Outの直メッセージで連絡が入った。これがすべての始まりだったと言っても過言ではないだろう。
Dragon Japan
現在、ぼくはMD呉とびしまのお手伝いをさせていただいているのですが、そこでニッポンレンタカーの支援を得ることができました。
ニッポンレンタカーをIngress割りして、利用者に期間限定で割引が有効になるBIOカードの製作をしていただけることになりました。
そこで、BIOカードのデザインをぜひKazzyさんにお願いできないものかと相談に伺った次第です。
ニッポンレンタカー様では、BIOカード制作における費用は捻出していただけるのですが、デザイン関係については難しいようです。(予算的に)
お忙しいところ恐縮ではございますが、ご検討のほど何卒よろしくお願いします。
まんまコピペさせてもらった。ちゃんとした依頼文である。隠すべきところはひとつもない。親しき仲にも礼儀あり。伊達に年中スーツで日本中を飛び回っているわけではない。
続きを読む海皇紀
ようやく、川原正敏の『海皇紀』が電子書籍としてhontに出てきた。
待望も待望。待ちに待った刊行だ。
川原正敏と言えば言わずもがなで『修羅の門』を思い浮かべる人も多いと思う。
確かに修羅の門は名作だ。総合格闘技ファンのロマンが詰まっている。
例えそれが敬愛する夢枕獏先生の『餓狼伝』や『獅子の門』の設定やシチュエーションを転用したものだとしても、獏せんせーはちっともそんな事は気にしないだろうし、修羅の刻に至っては新境地を拓いているのだから文句の付けようもない。
しかし、個人的には修羅の門よりも、この海皇紀が好きだ。もちろん、今連載中の龍帥の翼も面白いのだけど。
どんな話かってぇと、一言で言えば海戦ファンタジー。
架空の世界で帆船同士の海戦を見せてくれる。
他にも『古代文明による兵器』だとか『陸戦における海運の兵站』だとか『古の格闘術』だとか色んな意味でツボにハマる設定が盛りだくさん。
それにも増して登場人物が魅力的。
主人公は切れ者で強いくせに怠け者の自称ペテン師。
実に人を食った性格をしているが、どこか憎めない飄々とした感じが人を惹きつける。
周囲を固める脇役も、亡国の姫君に、大陸一の兵法者に、古の暗殺術を受け継ぐ者に、超古代文明の秘密を握る少女、大陸の覇者となる男、天才軍師とまぁバラエティに富んでいる。
全45巻の超大作なので、一気に購入するにはちと苦しいが、興味がわいたのならhontで1巻目が無料ダウンロードできるので試し読みどうぞ。
大作にも関わらず、途中物語がダレることなく最後まで面白かったちょーオススメの作品ですわ。
宗像に浮かぶ筑前大島
はい、今週もやっぱりプチツーリングBlogになってしまいました。
三連休の最終日、海の日に宗像の筑前大島に行ってきたお話です。
海の日。そう海の日ですよあーた。
この祝日はみどりの日と並んでIngressのエージェントにとっては特別な意味を持ったり持たなかったりします。いや、どっちだよ。
みどりの日には緑をFaction ColorとしたEnlightenedが作戦行動を展開し、海の日には青をFaction ColorとしたResistanceが作戦行動を展開します。
そう、まるで「今日はオレ達の日なんだから、巨大Control Fieldに沈めなきゃ(あるいはNovaらなきゃ)ウソだぜ!!」と言わんばかりに各地で作戦行動の競演となります。
もちろん、作戦行動に何の楽しみも見いだせないエージェントにとっては何の意味もありませんが。
しかし、今回のオレの大島行きは少しばかり事情が違いました。
この海の日の前の日である7月16日、北九州と山口のEnlightenedさんがやらかします。
北の頂点が見島、東の頂点が山口市近隣の山頂、そして西の頂点が宗像の筑前大島。
「ちょぃ、ちょぃ、ちょーい!海の日を明日に控えて何やりかましてくれてますのん?はーはぁん?」と思ったのはオレだけじゃない筈。
そしてResistanceの連絡網から依頼が飛びます。「明日でもいいんで宗像大島を切ってくれる方募集」と。
話を聞いてみると山口の山頂は今から(16日16:00PMくらい)落としに行くと。おかわりを防ぐ為に宗像大島も落としておいて欲しいと。WeekDayにいちいちお代わりされたんじゃ鬱陶しくて敵わんと。
うん、そりゃそうだ。もっともな話だね。
ちなみにお代わりってなにさ?って言う人のために上のMapで説明するとだな。
例えば、山口市の山頂を破壊してControl Fieldを解除できたとしよう。そんで、解除した人が意気揚々と下山する。すると解除された方の陣営は、見島と宗像大島のポータルキーを持って再び山頂に挑み、山頂から見島と宗像大島にリンクを引くわけだ。
するってぇと再びControl Fieldができて、これが「お代わり」っていうやつだ。
つまり頂点は2箇所破壊しないと延々お代わりをされてしまう。
これを防ぐには2つの頂点を破壊するか、Control Fieldを形作るリンクが通るラインに邪魔なリンクを張る(これをガードリンクと言う)しかない。
山口の山頂ポータルを攻略し、ガードリンクを形成する。これは16日のうちに出来ること。
宗像大島はフェリーで渡航しなければならない(最終便と宿泊の計画が必要)ために、2つの頂点を破壊するまでには至らない。
そして開くる17日になってようやくフェリーで大島に渡るエージェントを確保して、2頂点を破壊してお代わりを防ぐ算段が立つ。
つまりはそういうことなのだ。誰かが宗像大島に行く必要がある。
ところが、ここで問題になったのが「海の日」だ。
海の日だけに既に作戦は計画されている。博多湾に浮かぶ玄界島、太宰府の宝満山、佐賀の背振を結ぶ巨大Control Fieldだ。
オレはたまさかその作戦に参加をしていなかった。
他の動けそうなメンツはその海の日の作戦で身動きが取れない可能性があると感じた。
そこで、その作戦に参加していなかったオレが大島に渡ればあちこちへの影響が少なくて済む。
どうせやることなくて暇だしー(しろめ
大島へ渡る神湊のフェリーは始発が7:40。
目が覚めたのが4:30。はやすぎwwww
ざっとシャワーを浴びて5:45くらいに出立する。
アイスカフェラテは定番です。LAWSONじゃないのは勘弁してくださいw
7:40、余裕で大島へ渡る。
そんでもって渡航後、速攻で見島からリンクを張られているポータルを潰して回る。
これは15分くらいで完了。
あとはポータルを全部キャプチャしてオーナーをオレにするのだ。
こういうなかなかに趣のあるポータルがあったり。
むむ?これはもしや、干潮になると渡り道が出現するポータル?!
仲間に報告すると「Go Ahead」と。マジか。長靴も水着もサンダルもないでwww
とりあえずは近隣のポータルを全てキャプチャして自分のものに。
そして件のポータルに戻って見てみると……
あきらかに潮引いてますよねこれwww
行く?行っちゃう?行くしかない?www
靴下を脱いでいざ突撃。
じゃぶじゃぶ。
この時点で靴が潮臭くなること確定。
観音様にお参りをしてキャプチャ。
陸に戻って靴を乾かそうとするも、時間の無駄だと悟り、引き続きスクーターで島内を駆け巡る。
靴下を履かないままで。裸足ライダーである。
もう、アホみたいに素敵過ぎる景色ばかりだ。
灯台から見下ろす。
灯台の脇道から隠れキリシタンが住んでいたという三浦の洞窟に行ける筈なんだが……
この状況、加えてスマホの電波が立たない、そしてソロときては流石に断念せざるを得なかった。
砲台跡。遠景の海の壮大さと穏やかさと対比するとめちゃくちゃシュール。
日露戦争において日本海軍がバルチック艦隊を撃破したのがこの対馬海峡沖。
つまり、ここらへんは第二次大戦終戦後まで海軍の主要要塞だったのだ。
砲台がある場所から角度を変えて視野を確保すると風車が見える。
風車の裏にある展望台からの絶景。
人が居ないとまるで現実感を伴わないVRのようにも感じられる。
そして沖ノ島遥拝所。
沖ノ島は容易に上陸できない聖域なのだから、宗像大島のここから沖ノ島を遥拝するのだ。
残念ながら、沖ノ島の姿は見えなかった。
残念。
遥拝所の賽銭箱の下にも、傍らにある祠の賽銭箱にも羽があった。
これは何を意味するんだろうか?
電波すらなかなか掴まない北側を攻略し、再び港のある南側へ。
飯を食おうと思ったらどこも満杯で時間がかかるらしい。
しょうがないので大島交流館に行ってじゅくちょーが言ってたパノラマ映像でも見るかと敷地に入ったらテントで物売りしてた。
水を確保しようとしたら「今朝とれたての大島の心太っすよ」とにーちゃんに営業をかけられる。
ほんまかいなw
でもまぁ、うまかったからよし。
13時台のフェリーで陸に戻ろうと思っていたが、思いの外攻略するのに時間がかかり、14時台のフェリーへとずれ込む。
漁師サンドも時間の問題で食えないまま陸に戻る羽目に。
はーらーへーったよーーー。
オレが大島でのんびり遊んでた隙に、海の日の作戦組は、玄界島-太宰府宝満山-佐賀背振山のControl Fieldを完成させていたのであった。
何が言いたいのかっていうと、今回の福岡市街地まるっと水没の計画には、オレは全くかかわっておりませんw
かなり遅い昼飯を神湊の「La Jolla」でタコスとトルティーヤをとる
らく農家のアイスクリームをデザートに食って帰路につきましたとさ。
結論:世界遺産認定とは全く関係ない話ですまんw
九酔渓を目指して-Ⅱ
1週間も間が空いてしまいましたが、そのⅡです。
1週間も何やってたんだよって言われそうですが、某イベントの某カードのデザイン依頼が4日に降って来やがってですね。
締め切りが「今週いっぱい」って言われて「念のために代替え用意しといてください」とか言いながら最終的なデータ入稿を済ませたのがさっきだったっていう。
なんでこの写真がTOPなのかは、天ヶ瀬の山荘天水さんに非常にお世話になったからです。
詳細は後ほどw
さて、タイトルの通り「九酔渓を目指して」とか掲げていながらⅠにてとっとと九酔渓についてしまったわけです。
お久しぶりだねぇっていう感じの桂茶屋の横にある天狗滝にもご挨拶して、さて温泉でも入るかなと思ったけど、よくよく考えてみたら九酔渓温泉って「入浴のみ」とかいうオプションあるの?w
行き当たりばったりのバイク旅、調べものなんかしてるわけがない。
そうこうしてるうちに九酔渓温泉を通り過ぎ、いつのまにかやまなみハイウェイへ。
スクーターとはいえ、125ccですし、バイクでやまなみハイウェイ走るのってやっぱりたのしー!
そうそう。こういう景色を求めていたのだ。
たのしー!とか思いながらふと時計を見ると既に16時。
あら、ヤバい。こりゃ帰宅するの遅くなるぞ。
とか言いつつも「べべんこ」で休憩。
ブルーベリーアイスも食う。
ヤギのお子様とか。
アルパカさんにご挨拶してやまなみハイウェイを去る。
そしてGoogle+でネタ振りされたので、龍門の滝に寄る。
遅くなってしまう話どこいった感。
龍門の滝は既に泳いでる高校生くらいの子達がいました。
まだ寒いだろwww元気だなキミらwww
そう言えば、当初の目的のうち、温泉に入ってないよねってことで天ヶ瀬で温泉に入ることにした。
川沿いの露天共同風呂もいいんだけど、今回は趣向を変えて「山荘天水」へ。
大分日田・天ヶ瀬温泉の旅館 山荘天水オフィシャルサイト(黒川温泉黒川荘の姉妹館)
非常に雰囲気ある温泉ですね。
とか思ってたら、黒川温泉の「黒川荘」の姉妹温泉なのね。なるほど。
で、受付に行ってみると「申し訳ありません。入浴のみは17時までとなっておりまして」
時計を見ると17:30…(;´Д`)
よっぽど残念そうな表情が顔に出てしまったのだろうか、店員さんが言葉を続ける。
「せっかく来ていただけたわけですし、特別にご案内致しましょう」
まーじーでーすーかー?!さすがやわー。たすかるわー。
今回の旅のハイライトはココ。いやほんと天水さん素敵やわー。
男性用方に入ってみると、写真が撮影できないのが残念なくらいの趣のある露天風呂でした。
単純アルカリ泉で、無色透明の無臭な泉質。神経痛や外傷に効くようです。最近ちょっと悩んでる汗疹には効きそうにないけど、それはそれでまぁ問題なしです。
白眉なのは天ヶ瀬の名瀑と言われている桜滝を見下ろせる位置に露天風呂がありまして、素晴らしい景観のもと風呂に浸かれます。いやぁほんとにこれは素敵。
温泉からあがって再びバイクに跨り、今度はこの桜滝を探しに行きます。
天ヶ瀬温泉入り口のすぐ横から滝へと入る入口がありました。天ヶ瀬タクシーのところですね。
そこをちょっとした勾配をのぼって5分もしないうちに桜滝が見えてきます。
「砕け散ること花の如く、流下することしだれの如し」だそうですよ。
では、その名瀑をどうぞ。
水量もスケールもなかなかのものです。
見てるだけで涼しい。滝ってやっぱ良いっすね。
そんで、あとはのんびり帰るだけー。
塩分補給にってんでラーメン食って帰宅したのは結局21時。
ほぼ一日中バイクに乗ってた日でした。
そして、この数日後に日田方面は酷い集中豪雨に見舞われたのでした。
本当に残念でなりません。
落ち着いたらまた遊びに行くからね。
九酔渓を目指して-Ⅰ
「なんで九酔渓なん?」と聞かれたらオレはきっとこう答えるだろう。「そこに青春があったからだ」と。
九酔渓「桂茶屋」の「天狗滝」
いきなりクサイセリフから入ってしまいました、かじぃです。
一ヶ月ぶりですね。忙しかったんですよ。本職とIngressの方で。いやほんとマジで。
本職の方はいきなり6月末締め切りの案件を追っかけなきゃいけない役割を振られたり。
Ingressの方は、博多のLAWSON重複ポータルXFノヴァの件から3縦くらいで諸々案件化したりで大変でした。
そうこうしてるうちにAgent Olympiadでしょう?で、夏コミの原稿でしょう?
結構バタバタしておりまして、1ヶ月くらい更新が滞っておりました。
で、夏コミの原稿も仕上げたし、ぽっかり空いた日曜日。
天気も良さそうだからどっか行くかーって。DUHANのメッシュライダーズジャケットも届いたし(コスパはピカイチだと思うw)、テストでコレ着てスクーターでツーリングでも行こうかなと。
大学生の頃、よく行っていたのは西と東。西は唐津、呼子、七つ釜、波戸岬。東は英彦山か九酔渓。ZZR400に乗ってよく行ってました。だからほんとに青春なんだってばw
九酔渓の何が気に入ってたかって言えば、やはりあの九十九折の迫ってくるかのような迫力のある峻厳な奇景と瀧だろう。
その証拠に、学生の頃にはツアラーにとってはたまらない景観が楽しめる山なみハイウェイには見向きもしなかったというw
その学生の頃のイメージはなかなかに鮮烈で、中年になってしまった今でもバイクに乗ってあの場所に行きたいという願望に作用しているように思える。
バイクでふらりと一人旅。これほど贅沢な時間の使い方はないと本気で思っている。
割と気ぃ使いしぃなオレは、どんなに親しい相手だろうとも気を使って旅行のスケジュールを立てるし、下調べに余念はない。
けれどもそれは単に「一緒に居る人に不愉快な思いをさせたくない」という考えから来てるのであって、決してオレが几帳面だからだというわけでもないのだ。
だからこそ、一人でふらーっと出かける旅というのは貴重なのだ。
ふらっと出かける。しかも決まってるのは「方角だけ」。そういうのが好きだ。
計画なんてない。時間が空いたから、あっちの方に行く。
飽きたり疲れたなと思ったら引き返してくる。そんな旅。
だから「九酔渓まで行こう」というのはあくまでも目標でしかなく、途中で飽きたり疲れたりしたらちゃっちゃと帰って来ようと思ってた。
そんなんだから、好きな場所なのに九酔渓に行くのは何年ぶりだろう?という話にもなってしまった。
まったく出不精にも程がある。
9時過ぎに整体に飛び込み、10時ちょい過ぎに出発。
この時点で既に気温が30度を超える。アホかwwwあつすぎるわwww
それでもメッシュのライダーズジャケットは「走って風を受けている限りは」涼しい。
渋滞で止まると地獄になるのは今も昔もそれほど変わらず。
けど、走り出すと途端に快適になるのは有り難い。
山の中に入るとその効力は明らかに「ひんやりする」感覚まで味わえる。
夏は雨に濡れるのも構わずにTシャツにこのメッシュジャケットだけでいいかもしれない。
ほっといても乾く。いっそのことTシャツもメッシュにしたいくらいだ。
ゆめタウン筑紫野店から国道386号線に乗り、ひたすら東進するだけのルート。
日田市街で12時になり、日田で飯を食うならってんで焼きそばを。
一番有名なみくま飯店へ行こうとしたら、商店街で渋滞。
なんぞ?と思ったら、あーね、祇園ねw
ここで15分ほど並んで、日田焼きそばを食う。
うまかったです。当たり前だけど。
なるほど想夫恋とは違うのだなと改めて実感。
飯を食い終わって、更に東進。
途中、386と210が合流し、210号線となる。
仮面ライダーが交通安全を呼びかける玖珠に入る。
巨人(鬼)伝説が残る地、玖珠。変な形の山がお出迎えしてくれます。
ここまで来れば、九酔渓はあと少し。
野上の交差点から南下して九酔渓へ。
途中から気温が明らかに変わってくる。
道は走りやすくなっていた。色々整備されてんだなって思ったらこういうことかよw
昔の道は、土砂崩れで完全に埋まっていた。
うーわーwwwとか思いながら、土砂崩れの現場をいくつか通り過ぎ、九酔渓をのぼって桂茶屋へ。
でけぇ下駄だなw
そして、目標であった天狗滝へとたどり着いたのでありました。
Ⅱに続く。
デッドドロップ
昨日は、Ingress Eventers Planners Fukuokaが主催するパズルデッドドロップのイベントでした。正確には明日もう1日あるわけだけども。運営で場所の選択をしてくれたエージェント、パズルを作ってくれたエージェント、タスクの整理と進行に携わってくれたエージェント、そして参加してくれた皆さんにまずは感謝を。
デッド・ドロップとはなんぞや?って話から始めないといけないのかな。長くなるかな?wまぁいいや。ちゃんと説明しておこう。
Wikiから概要を抜粋するのが一番わかり易い。
スパイ工作が一番露呈しやすいのは、協力者との接触を相手側の組織に見られた場合である。そこで、互いに顔を合わせずに情報を受け渡す方法が求められる。その方法の一つがデッド・ドロップである。
このデッド・ドロップの手法に宝探しの遊び要素を加えたものが、ゲームとしてのデッド・ドロップだという理解で大丈夫だと思う。隠す側と探す側の知恵比べ的な楽しみ方も加わっている感じ。
オレ達がやってるデッド・ドロップはこれにIngressの要素が加わる。というか、Ingressの中でイベントをやっていると言うのが正しい。Ingressのポータルに宝物を隠すのだ。だからヒントはそれほど要らない。とは言いながらもこういう写真しかないのだからタチが悪いw
もちろん、これだけでは解く方は分からない。分かるわけがない。そこで、この場所を特定するためにヒントを出す。このヒントの出し方をパズルにしたものが「Puzzle Dead Drop」というやり方だ。コレに関してはオレが考えた。これだけは自慢できる(ドヤァ
パズルは様々だ。オレが最初にやり始めたのはMap Jigsawというもので、こんなヤツだ。
これはIngressで使うIntel Mapというヤツで、そのままだと地名やら交差点名やら表示されてしまうので航空写真モードにしたものだ。縮尺が違う二種類のMapを25分割x2して宝物を隠したポータルのピースだけ抜いているものだ。
これを組み上げると2つの航空写真地図が出て来る。ただし、ターゲットのポータルが入っている真ん中のピースだけが抜け落ちている状態だが。
正解は福島県郡山市の「金透滝」というポータル。そこに行って写真(上記写真は別のものだが)を参考に探せば宝物をゲットできる。そういうゲームだ。
前回までは福岡県内でやっていたのだが、今回はなぜか福島県。遠方の人でも楽しめるかどうかのテストケースだということでやってみた。それなりに成功したのではないかと思う。宝物を郵送しなければならないという経費は発生するが、それくらいは負担すべきなんだろうな。IngressのSwag(ファングッズ)界隈ではそれが当たり前になってるし(苦笑
ところが、このMap Jigsawをリリースした10:00AMの約15分後、Enlightenedさんの極東エリアのほぼ全域を覆うControl Fieldが炸裂したわけだw
これはまだ作戦の最初の方のスクリーンショットであり、時間が経つにつれ濃くなる濃くなる。
IngressではControl Fieldの中に沈むとその中でControl Fieldやリンクを作れなくなるというルールがある。Ingressのイベントではこれが割とネックになってイベントが続行できないという事態に陥るのだが、今回のPuzzle Dead Dropはそういったものを作らないため、何の影響もないだろうと思っていたのだが……。
orz
流石にこんなん想定してないわwww このControl Field破壊しようにも、頂点全部国外やないかいwww
ところが、11:35AM、無事に回収の報告が入る。回収できるんだwww こんな状況の中でも回収できるんだwww おまぃらどんだけ普段からIntel Map見てPortalの位置を頭の中に叩き込んでるんだよwww
そういったトラブルはあったものの、Map Jigsawタイプのデッド・ドロップはこの10:00AMの回だけで、他のデッド・ドロップは別のパズル形式だったため、難易度設定によって時間にばらつきはあったものの、全てのデッド・ドロップは回収して貰えた。
このパズルっていうのがネックになってネタ切れになって尻すぼみになるのではないか?という懸念点はあるものの、今のところクイズを考えてくれるエージェントが複数名居てかなり良好な状態にある。とはいいつつ、毎回パズルを考えるというのも負担になるのではないかという心配はあるのだが。
個人的にはMap Jigsawのように作成側は楽に作業できて、解く方がそれなりに苦労するパズルが理想だと思っている。作る側に負担が大きすぎると開催に腰が引けてしまい、フェードアウトする危険性が高まるからだ。そういう意味でも新しいパズルタイプを考えなければいけないんだろうなぁと思っている。
車椅子スポーツ
家族の付き添いで行って来ました。「車椅子スポーツ教室」。付き添いなので見てるだけだったのだけれども。
何故に急にスポーツ教室に参加することになったのか?経緯は詳しくは知らない^^; 何せ彼女には彼女なりの「今のタイミング」というものがあるのだろうし、今のタイミングでようやく障害者としての自覚が出てきたのかもしれないし、今のタイミングでようやくこういった障害者教室の受講をするメンタル的な余裕が生まれて来たのかもしれない。しかし、これ等の事はちゃんとした人格を保持している彼女に聞くにはそれなりのデリカシーというものが必要になると思ってる。例え家族だとはいえども。
そんなわけで、なぜ今のタイミングでこういう習い事を始めたのか?というのはとりあえず棚上げしたまま、教室に参加してきた。第一回目。場所は春日市のクローバープラザ。ほんとは車イスなしでの生活もできないわけではないのだけれども。
車イスはスポーツ用のもの。
これはクローバープラザから借りることができた。
面白いもので、スポーツ用の車イスというのは通常彼女が使っている車イスとはかなり勝手が違うようで、上手くコントロールできない言い訳を一生懸命してたけど、それはそれってことでw 感覚としてはめちゃくちゃ軽いらしく、普段は学校でしか重鈍な車イス生活を送っていない彼女としてはかなり勝手が違うぞ、と。そりゃそうだ。学校で全力で車イスを漕ぐと人を轢く羽目になる。まずはそこから環境まるごと全然違うのだ。ここには車イスを全力で走らせることができる環境がある。それだけでもエポックメイキングだ。
まずはRUN。ホイッスルによって進行方向を変えるターンありのRUN。そこから柔軟体操に入って鬼ごっこ、ボウリングのピン倒し、ゴールキーパー、そしてバスケットというスケジュールを2時間でこなした。非常に興味深かったのは、健常者でも車イスに乗れば土俵は同じということだ。コーチも県職員の方も健常者だったのだが、それなりに慣れはあるものの、健常者の身体の動かし方と車椅子スポーツ(パラスポーツ)の身体の動かし方は全く違うのだ。つまり、健常者のルールで健常者が勝負に有利は当たり前なのであって、障害者のルールにあがった途端に健常者は強者ではなくなる。そう考えると健常者のルールに従って作られたこの世界は、当然障害者に優しいわけがない。それは自明の理だと思う。しかし、それを障害者の環境に合わせる事は不可能だろう。健常者の方がマジョリティである限り。そんな事を考えながら家族の運動を応援してた。
父兄として応援をしていたものの、もの凄く楽しそうなのだ。「あ、すみません。ちょっと混ぜてもらえます?」とかうっかりクチを滑らしてしまいそうなくらい楽しそうなのだ。いや、混ざったら多分腕の筋肉はパンパンになってしまって週明けの業務に支障が出るのは確定だろうとは思うのだがw
コーチ陣の車イスの動かし方。特にウェイトの乗せ方ー漕ぐ腕にウェイトを乗せるだとか曲がる瞬間のウェイトの乗せ方だとかを休憩の合間に家族に教えながら、なるほどバイクの乗り方に多少は似てるのだなとか思う。まぁ、家族はバイクに乗ったことはないんだからそんな例えをしてもよくわからないのだろうけどもw
とりあえず2時間、みっちりと身体を動かして帰宅した家族は日常のクールな姿勢も若干薄れて楽しかったという感想を漏らしていた。オレは終始ウズウズしっぱなしだった。そんな最初のスポーツ教室体験でした。ちょっと専用のスポーツウェアを買って来ようかなとか思えた日だった。